あけましておめでとうございます。
年明け早々、NYダウ、日経平均ともに大幅下落下落ですね。
引き金となったひとつとして、アップル売上高の下方修正。
なので、今日はアップルについてのお話です。
と言っても、いまさらアップルについての企業説明や財務分析はここではしません。
他のサイトの記事を読んでいただければ、会計の専門家の先生方が事細かく分析されていますので、知りたい方はそちらをご覧くださいね。
ここでは
1.アップル株はいま買いなの?
2.アップル株を持っているんだけど、売った方がいいの?
を考えてみようと思います。
この1~3年くらい前からでしょうか、
アップル株を買おうと思うけどどう思う?
と良く聞かれました。
聞いて来る方々は、皆さんアップルと言えば、あのアイフォンの会社であり
凄く儲かっていて、
いままで株価も凄い勢いで上昇して
これからも変わらずに株価が更に凄い勢いで上昇して
アップル株さえ買えば、大金持ちになれる
そんな幻想を持たれている方が多いイメージでした。
いつも私はこう答えていました。
もう夢のように上昇する事は、なかなか難しいと思うよ。
夢は捨てた方がいいよ。
とは言うものの、数年前から配当金が出るようになったし、技術もあって企業規模や財務状況も申し分ないから、資産株として持つのならいいかもね。
でもリスクもあるよ。
アイフォンみたいなスマートフォンなんて、韓国でも中国でも廉価版をつくってる時代だからね。
何か違ったイノベーションというか、画期的な新しいものを世に出さないと、
天下のアップルだって、スマホだけではこの先苦しいよね。
でも、潤沢な資金があるから、きっと密かに何か凄いものを開発しているはず。
だから、なんども言うけど、
すぐに2倍3倍5倍10倍になんてならないけど、
じっくりと何十年も持つつもりで、買ったことを忘れるくらいの気持ちで持つなら有かもね。
あのバフェット氏も大量に買ったらしいし・・・。
そんな会話を何人にしたことか。
この頃は、米中貿易摩擦が始まることは予測はされていましたが、
ここまでの貿易戦争が開戦するまでは分かりませんでしたから、
そのことが分かっていれば、もう少し強くリスクのことを話したかもしれません。
お話した方で、購入時の倍以上くらいになった方もきっといると思いますが、
倍になったら半分売ったらいいよ。
と話したことを実行したかまではわかりません。
実行していれば、損はしてないはずですが。
これは1~3年くらい前の話ですが、今日現在ならどうするか?
様子見した方が・・・。
という感じでしょうかね。
先にお話しした環境に加えて、貿易戦争まで加わりましたから
いまの状態で、ナンビン買いのチャンス!
みたいなお話をする勇気は私にはありませんね。
急に米中が仲良くなることは考えられまえんから。
・ずっと昔に買って利益(含み益)が出ている方はどうする?
様子見でしょうかね。
わたしもそのひとりですが、様子見です。
というか、売りません。
いつも言っている、例の株価が買値の倍になったら半分売る
で投資回収はしているので、売りません。
ずっと。
例え、1株0ドル、つまり倒産しても、自分の見る目がなかったと思うだけですし、
更に落ち込んでも、この先復活してこれば、それはそれで良しですよね。
・株価が高値のピークで購入された方はどうする?
これは購入者のルールに従って動いて下さい、と言うしかないですね。
購入時の20%を割ったら損切りするとか、ルールをお持ちならそれに従ってください。
ルールがないなら、持ち続けるのも手ですよね
貿易戦争もいつかは終わります。
本当に砲火を交えないと完璧な終わりはないと思いますが、
実際は、どこか落としどころを見つけるでしょう。
そしたらまた復活するように思います。
話は少しそれますが、決断が遅い
というのも株式相場の中で生きていくにはひとつの武器だと思います。
救急医療センターとは違います。
決断が遅く
株価のピークで売り抜けず下がってしまった。
または、
やっと思い切って株を買ったら、それが高値のピークだった。
でも逆に
損切りのタイミングがつかめず決断できなかったがために
株価が復活してきて助かる場合もあるんです。
20%でバッサリ損切りしたら、21%まで下落して、その後反転して・・・
なんて話だってあるんです。
戻りますが、アップル株を高値掴みしてしまった方で、
特に売却のルールを定めていない方は
買ったことをひとまず忘れてみるのも
ひとつの方法かと思いますよ。
アップルはアイフォンでの利益が半分以上を占めていますので
アイフォンが売れないと厳しい事情にあるのはわかりますが、
人工知能など、われわれの知り得ない所で、潤沢な資金を生かして何かを開発しているはずです。
また、米中貿易戦争もいつかは決着するはずです。
アップルの株をこれから買おうと思っている方、
いま持っているけど、投げ売ろうかと迷っている方は
もう少し様子をみるのも一考ではないでしょうか。
下落がきついし、さらに下落の可能性もありますが、あのアップル株ですからね。
まだまだ魅力的な株と言えるのではないでしょうか。