ヤモリはお家を守ってくれる縁起の良いかわいい友達です。

我が家の玄関には何十年も前から、ヤモリが住み着いています。
いつも玄関の照明辺りにいて、人影がするとカサカサっと陰に隠れる臆病なヤツです。
いつの間にか３匹に増えてました。

見た目もかわいいので、いつも玄関で会うと、

元気～！

なんて声を掛けます。

玄関の照明に寄ってくる、小さな虫を狙って住み着いているんですね。

（私の気配で照明器具からカサカサっと逃げる途中で、ピタッと停止中）

 

ヤモリは縁起がいいとか、幸運をもたらす、なんて言われるのですが、
ヤモリは財産である家を食い荒らす、シロアリなんかを好んで捕食します。
また、人間に害を与える、蚊、ハエ、ムカデ、ゴキブリ、蜘蛛なんかも捕食します。

こうやってヤモリは、家財や人を守ってくれるから

家守（ヤモリ）なんですね。

守宮（ヤモリ）・屋守（ヤモリ）とも書きます。

財産を守ってくれるから、昔の人々は
ヤモリを大切にせよ言う意味から、「縁起がいい・幸運をもたらす」生物としたんだと思います。

こういう日本の考え方、素敵だと思いますし、これからも残していきたいですね。

 

こういう考え、日本だけかと思いきや、
東南アジアの方々も、その地域に生息する

ヤモリの鳴き声を１０回連続で聞くといいことがある

なんて言い伝えがあります。
７回連続でとか、５回でいいんだとか、いろんなローカルルールがありですが・・・。

バリ島とかでは、ヤモリをトッケーと呼ぶんですが、本当に

トッケー！

って鳴くんですよ。

日本のヤモリは鳴きませんが（鳴くのか？）

あちらのトッケーは、かなりのデカい鳴き声で

ゲコゲコゲコゲコ

トッケー！

と鳴きます。

東南アジアの方々も、トッケーは人間に害のある虫を捕食するので、
大切にするようにという思いから、何回か連続で鳴き声を聞くといいことがある

そんな素敵なストーリーを作ったんでしょうね。

日本で蚊に刺されても、かゆいだけで済むことが多いですが、
東南アジアで蚊に刺されると、伝染病のリスクは日本の比ではないですからね。
蚊を捕食するヤモリは大切にしたい気持ちはよくわかります。

 

むかしの日本で、一晩中、明かりを灯せるのは、行灯（行燈：あんどん）の燃料である
高価な油を買うことのできるお金持ちのみ。
その灯りに群がる、小さな虫を捕食しにヤモリがやってくる。
すなわち、お金持ちの家には、ヤモリがいる

ヤモリ　＝　お金持ちの象徴

的なイメージから、ヤモリをみると金運も良くなるなんて、
結構、強引な発想が生まれたようです。

ほんまかいな？

ですが、イメージは出来ますよね。

 

 

ヤモリは爬虫類です。

仲間のデカいのは、数メートルなんていうのもいます。
先程の、トッケーもデカいやつは３０ｃｍ越えのヤツがいますよ。
日本のヤモリはかわいくて１０ｃｍくらいかな。

一方のイモリは、眉毛の濃いお姉さんです。
こら！
それは、イモト

まだだれのものでもありません。
それは井森
（昭和ネタですみません）

サングラスのおじさん。

もうええわ！

 

イモリは両生類なんです。

カエルとかと同じ。
だから水辺に生息していて、むかしの家庭では井戸を守るから

井守（イモリ）です。

井戸周辺の外害虫を食べてくれるからでしょうかね。

 

私の家は田舎だからヤモリがたくさんいると思いますが、
かなりな都会でもヤモリは生息しているらしいです。

ちなみに玄関にＬＥＤ照明を付けても多くの種類の虫は寄ってきません。
なのでたぶんヤモリも来ません。

ヤモリを家に住まわせたい方は一般電球に取り換えを。
（蛍光灯なら走光性と紫外線を発しますので多くの虫は集まってきます）

蛍光灯にすると電気代はＬＥＤよりも高くなります。

それでもいいと言う方は、すなわち　”お金に余裕”　のある方！

おーっ、やはりお金持ちの家にヤモリは住み着くんだ。

なんてね。

ただし、我が家は、ただただ古いだけで、ＬＥＤ照明に交換するお金がないだけです（笑）

 

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