今日は、資産と金融資産の違いについてのお話です。
よく本屋でみかける
不動産投資で、サラリーマンでも資産1億円
(短時間とか、たった数年とか、あっという間にという言葉が付帯する)
とか、
同様に金額が3億円とか5億円とかのパターンがあって、
または、ちょっと毛色を変えて
不動産投資で、年収1、000万円とかね。
そんな心惹かれる、踊るタイトルの本が目につきます。
でも、ちょっと待って下さい。
資産1億円(くらい)なら、普通のサラリーマンでしたら、1か月もあれば作れますよ。
でも、とっても危険ですよ。
ということで、ふたつの違いについてお話しますね。
資産というのは、借金を含むすべての財産です。
預金・保険・有価証券(株とか債券ね)・土地・動産(車とか貴金属ね)・そして借金。
ともかく手持ちの財産、借金も含めて全部が資産です。
例ですが、
預金が100万円のサラリーマンでも、家のローンが3、000万円残っているけど、
俺は家持だぜ! という方は、
資産 3,100万円ということになりますよね。
これが資産です。
次にイントロでお話した借金で不動産投資をする例です。
現在の資産は現金のみで100万円の方が、
9、900万円借金をして
全部つぎ込んで、1億円の収益不動産を購入して、不動産経営を始めたとします。
すると、いままでは資産100万円だった方が、
突然資産1億円になる訳です。
借金も資産だからです。
最近は難しくなりましたが、某スルg銀行とかとタッグを組んで、フラット35に嘘をついて・・・。
なんてありましたよね。
そういう方、すごく多いです。
もちろん、某スルg銀行やフラット無関係でも、この状態の方、とても多いです。
このからくりを使えば、割と簡単に、だれでも資産1億円にはなれるんです。
ついでに例として、年収1、000万円にも触れると、
1億円の収益不動産物件で、10%の利回りなら
年収(不動産収入)は1、000万円ですよね。
だから間違っちゃいない。
10%の利回り物件は、東京ではなかなかお目にかかれないですが、地方だとまだまだ存在します。
でも、ここから、銀行からの借り入れの返済、税金、修繕費、不動産屋への管理費だなんだかんだで、900万円くらいは飛んでいきます。
まあ、このあたりの比率は、私の実体験なので、うまくやってる人はもっと高い利回りだと思いますが、それでも、800万円くらいは飛んでいくと思いますよ。
実体験からですが、不動産投資でのキャッシュフローは実のところは、1%くらいなのではないでしょうか?
さらに、思わぬ(その日はいつも突然やってくる)退去や修繕が発生すると、
10万円、20万円と飛んでいき、年間通じてトントンならば胸を撫で下ろすなんて年もありました。
お察しの通り、赤字の年だってありました。
これにお金の面でも精神面でも耐えられる方なら、こうやって資産を増やすのは有りです。
うまく売り抜けたり、さらに借金は増えますが、物件を増やして有利な方向へ持っていくやり方もあります。
ただ、マネジメントできる範囲なら構いませんが、大きな借金を負う場合もありますから精神的にもかなり辛いです。
サラリーマンの本業を疎かにしてまでやるべきではないと思います。
いったんまとめると、
資産とは、借金を含む財産全部
ということです。
サラリーマンが、資産1億円を達成するのは、比較的簡単ですが、後から大きな苦労が待っている場合が多いです。
金融資産(純金融資産)とは、すべての財産から、土地・動産・借金は除いた
預金を含む現金と有価証券(株・債券・投資信託)と保険のみです。
(小切手や商品券も入れていいかも)
ちょっと変な気もしますが、大地主様でも、現金と有価証券で1億円なかったら富裕層の定義からは外れます。
まあ、それはそれとして、ここで富裕層という言葉が出てきたのでちょっと話が逸れますが、
この定義は資産ではなく、金融資産でランク付けされます。
野村総研のランク付けだったと思います。
金融資産
・超富裕層 5億円以上
・富裕層 1億円以上 5億円未満
・準富裕層 5千万円以上 1億円未満
・アッパーマス層 3千万円以上 5千万円未満
・マス層 3千万円未満
(出典:野村総研殿)
(2019年で再調査すれば富裕層以上は更に増加していると予想)
(富裕層は全国に126.7万世帯。2.4%の世帯で20%の金融資産を保有)
平均的なサラリーマンの生涯年収が3億円に満たなくなってきている現在ですと、金融資産1億円というのは、なかなかハードルが高いですね。
仕事を頑張って、役員とかになって給料をメチャメチャ増やすとか、
株式投資とかをしないと、給料だけでは難しい数字ですね。
いったんまとめると、
金融資産とは、預金を含む現金と有価証券(株・債券・投資信託)と保険のみであり、言うならば”現ナマのみ”ということですね。
金融資産1億円は、達成するのはなかなか難しいが、達成してしまえばその後は安泰な可能性が高いですね。
同じ1億円でも、資産 と 金融資産 では違うというお話をしました。
普通のサラリーマンが、資産1億円は、割と簡単につくれるが、その後とても苦労をともなう。
金融資産1億円はなかなか達成が難しいが、その後は安泰の可能性が高い。
ということがお分かり頂けたと思います。
だからこそ、目指すは、資産〇〇円ではなくて、金融資産〇〇円なのではないでしょうか?
過激なタイトルに惑わされずに、しっかりとした目標項目(資産ではなく金融資産)、目標金額(1億円・3億円・5億円・・・)を設定して、資産形成をしていきたいですね。
ならどうやって金融資産1億円を得るの?(得たの?)
はこちらから。
アメリカ国債
米ドル定期・社債
セゾン投信
ETF
投資戦略
株価下落
ANA
ソラシドエアー(ANAコードシェア)で鹿児島、霧島、妙見石原荘、秘湯(栗野岳温泉南洲館・湯之谷山荘)、西郷どんにまつわる地を巡る旅
年金 ゆとりある
不動産
ロボアド
伊勢神宮 白龍神社 ヤモリ
刈谷
https://saramiken.com/2019/11/20/kariya-mamanovale/
西尾
碧南
半田
[…] 気を付けて! 資産 と 金融資産 は違いますよ。 […]
[…] サラリーマンでも資産1億円と金融資産1億円は違いますよ。 […]
[…] サラリーマンでも資産1億円! と 金融資産1億円! は違いますよ。 […]