先日、シンガポールのOCBC銀行に口座開設をしに行ってきたのですが、
どうせ行くなら、話題のマリーナベイサンズに泊まったろうじゃないか!
ということで、今回は建物のお話と、少し観光情報をお話しますね。
OCBC銀行のお話はこちら。
マリーナベイサンズ自体は皆さんご存じでしょうから説明は抜きにしますね。
シンガポールにある有名なホテルで、こんな建物です。
クレージーですよね。
びっくりポンな建物です。
埋立地に、三棟別々の超高層ビルで、さらにその上に数万トンの
舟形のオーバーハングしたプールを乗っけるという・・・(汗)
日本の4大ゼネコンの一社と、欧州企業と、韓国企業が建設コンペに手を挙げて、日本と欧州企業は安全が担保できないと撤退。
残った、韓国企業が請け負い、工期も予定より短く建設完了したと自慢して完成に漕ぎ着けた建物です。
韓国の土建屋は手抜き工事がお得意で、さらにあの形状。
そのうちクローズになるだろうと思い、竣工から10年ならまだ大丈夫なんじゃない?
ということで、崩れる前に宿泊してきました。
三棟とも、57階段建て 全高 200m
乗っかってる舟形プール 重量60、000トン(らしい) 12、000m2 全長343m 最大幅38m
ご参考1:アメリカ海軍原子力空母エンタープライズ 全長336m 最大幅76m
ご参考2:戦艦大和 全長263m 最大幅39m 64、000トン(基準)
空母エンタープライズの飛行甲板を、縦に半分にしたものが、または、戦艦大和1隻が、200m上空に乗っかっていると思っていただけると、
そのスケールとびっくりさがわかると思います。
カタパルトさえあれば、戦闘機が離陸できるのです。
①建屋
ビックリな構造です。
それぞれ、漢字の ”人” というか、”X”のような形です。
金八先生の人という字は、支えあって・・・。
なんてありましたが、特にタワー1はそれが顕著です。
半分より下の階は、支えあって、さらに上層階では、逆に反り返っています。
最初内側からみたときは、斜めに倒れてきているのは飾り?
と思ったのですが、なんと客室です。
重力に反していて、見れば見るほど怖いのですが、大丈夫なんでしょうかね?
日本のゼネコンが造ったなら、まだ安心ですが、なんといってもつくったのが・・・
ですからね。
シンガポールは地震はないらしいからいいのかな?
無いといっても記録に無いだけだと思うけど(恐)
あと、台風もない(はず)。
このあたりで台風が発生して、大型化する前に移動しちゃいますからね。
もし来たら風圧荷重には耐えられんでしょうね。
もしも地震があったら、3棟バラバラで揺れるでしょうから、プールとのジョイント部は持たないでしょうね。
どんなエクスパンションにしてあるか知らんけど。
また、残ったにしても、埋立地で傾ぎが出るでしょうから、もう営業は不可能でしょう。
(ジョイント部はなんとも心もとなく見える)
さらに何も災害がなくても、埋立地ですから傾きが出ているはず。
支持層までどれくらいか知らんけど、パイル打って、関西空港みたいに油圧ジャッキを大量に噛まして、水平を出しているのかな?
考えれば考えるほど、恐ろしい建物ですね。
でも、壁にクラックがあるか?
とか
扉とかの開閉に問題が出てる?
なんてことはまったくないので、いまのところは大丈夫そうです。
②エレベーター
チェックインの時にいただける案内図ですが、これが少しわかりにくいです。
図の通り3棟構造になっています。
タワー1と2は22階、タワー3は34階で、エレベーターの乗り継ぎが必要?
とも読めますが、以下の図のようになります。
低層階用エレベータ-と高層階用エレベーターがあり、低層階に宿泊の方が屋上プールに行きたいときは、この階で乗り継ぎができますよということです。
また屋上で3棟往来可能との記述がないので、タワー1の20階に宿泊の方が、タワー3のCELAVIに行きたいと思ったら、
タワー1の低層階用のエレベーターで1階に降りて、タワー3に移動して、低層階エレベーターで34階に行き、高層階用エレベーターで57階のCELAVIに行く
とも読めますが、
タワー1、タワー2、タワー3とも57階で連結しているので、タワー1の低層階用エレベーターで22階へ行き、高層階用エレベーターに乗り換えて57階に行けば、そのまま行くことができます。
ただし、往来人数分のルームキーが必要です。(詳細はあとで記述します)
写真からもわかりますが、タワー1とタワー3の屋上にはエレベーター用の棟屋(エレベーター巻上機の機械室)があるので、高層階用エレベーターを使えば、57階まで行けます。
タワー2のみは、デザイン上プールを鎮座させたいから、高層用エレベーターを55階までとして、56階に機械室を設置しています。
そして、55階から57階は短距離エレベーターとすることで機械室を小型にしてうまく隠しています。
なので、タワー2のみ、全員55階から57階までの専用エレベーターに乗り換える必要があります。
このエレベーターはどの号機も大変乗り心地もよく、とても高速なエレベータでした。
また、このエレベーターには宿泊客しか乗れません。
ルームキーであるカードキーをかざさないと、動作しないセキュリティーとなっています。
階数制限はないので、宿泊客であれば、どの階にも行くことができます。
1階で、宿泊者に紛れてエレベーターに乗ってしまおうと考える不届き者もいるかもしれませんが、エレベーターホールで警備員がルームキーの確認をするので、鉄壁な守りとなっています。
(たまに居ないことはありますが(笑))
③水回り
思ったよりいいです。
高層階でもシャワーの水は、ちゃんと水圧十分に出ます。
さらにいいのは、シンガポールは、水道水が飲めます。
でも、飲みませんでしたけどね(笑)
ホテルから部屋にミネラルウォーターが大量に配布されますので、それを飲みました。
以上が建物関係のおはなし。
あとは、観光的なことを少しお話しますね。
①食事
朝食は、1階に2カ所
RISE 営業時間6:30~11:00
Adrift 営業時間7:00~10:30
屋上57階のプールサイドに1カ所
Spago 営業時間7:00~10:30
Spago
57階の Spago はプールサイドにあって雰囲気いいです。
高層ビル群とプール、反対側は、マラッカ海峡や眼下には、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイが観えます。
1階のメインレストラン RISE には敵いませんがメニューも豊富です。
(プール側テーブル 船に例えるなら左舷がプール側)
(ジュースの種類も豊富です。ちゃんと絞ったジュースです)
フルーツもたくさん
(右舷にあたる、海側に陣取りました)
卵焼きとか焼いてもらう時は、キッチンコーナーでオーダーをして、このテーブルNOを告げると、テーブルまで持ってきてくれます。
(マラッカ海峡からの日の出)
ちなみに、日の出は、マラッカ海峡側
日の入りはプールのある高層ビル群側です。
日の出を観るんだ!
と、朝一にプールサイドを陣取る日本人のおばちゃん軍団がいましたが、残念ながらこちらから日は登りません。
天才バカボンの歌のようには行きません。
RISE
1階のメインレストラン RISE はメニューがとても豊富です。
日本食もあります。
なんちゃって日本食ではなく、ちゃんとした日本食です。
(卵焼きブース 焼き方など、いろいろ注文に応えてくれます)
(日本食ブース なんちゃってではなく日本の味です)
(フルーツブース 種類も量も凄いです)
(収容人数が大きいので、ともかく規模も量もデカいです)
Adrift
行きませんでしたが、非常に高級感のあるゆったりとした空間で朝食を取れそうです。
どのレストランもピーク時には、30分~60分待ちなんてことになるそうですが、いまは、新型コロナウイルスの影響で中国人はシンガポールに入国できませんので、どこのレストランに何時に行っても、ほぼ待ち時間なしで入れます。
素敵です!
朝昼晩ともに、併設するショッピングモールに行けば、食べ物屋や、フードコートもあるので困ることはありません。
ただし、日本食レストランはバカ高いです。
また、ビールなど酒もめっちゃ高いです。
日本の倍以上と思って間違いないです。
②プール
マリーナベイサンズといえば、このプールですよね。
高層ビル群や空をバックにしたインフィニティプールは最高です。
こんな景色は、ここしかないです。
宿泊したら絶対に行くべきですね。
まあ、行かない方はここに宿泊しないでしょうけどね。
(プールを除けば、もっといいホテルがたくさんある)
地上200mで風が強いので、昼間でも結構寒いです。 噂ですが、プールサイドに長居してほしくないので、水温も低めに設定しているらしい???
(キャットウォーク(メンテ通路)あり:歩いてみたい!)
プールサイドでの食事はメッチャ高額です。
グラスタイガービール 15シンガポールドル+サービス料+税金
1、500円くらいでしょうか。
でも、場所代と思えば納得でしょうかね。
プールへは、宿泊者しか行けません。
地下鉄の改札機みたいなのがあって、厳重にスタッフが見張っています。
どのエレベーターで屋上に行っても、屋上で繋がっているから大丈夫と書きましたが、
このように、ゲートでは仕切られています。
なのでCELAVIや展望台に来た宿泊客でないお客さんは、
タワー3以外であったり、プールへは行けません。
必ずひとり一枚のルームキーを持参してくださいね。
鉄道の改札と同じで、2人いっしょには通れません。
これも、外部者が入れないセキュリティーのひとつですね。
まあ、宿泊者が同行せずにカードキーを渡せば入れますが、いづれにしてもカードキーの人数分しか
プールに行けないし、タワーを屋上では横断できない仕組みになっています。
なぜか夜の方が混雑しているプール。
ナイトプール流行りましたからね。
(みなさんお元気です。おじさんはとても寒くて入る気にはなりません)
いまは中国人がいないので、プールサイドのチェアーは、どこでもほぼ自由に座りたい放題ですが、いつもは、壮絶な場所取り合戦が繰り広げられるそうです。
③展望台
宿泊者以外でも最上階にあるプールサイドのレストランやバー、有料展望台には行くことができます。
宿泊者は、無料で展望台に行けます。
詳しいことはわかりませんが、私の分かる限り3つの方法が。
その1
・タワー3の地下1階でサンズ・スカイパーク(有料展望台)の入場券を購入する
展望台は、船の先、艦首のようなつくりです。
甲板は板張りで、より船の雰囲気です。
振り向くと、艦橋(ブリッジ)のようになっていて、そこがレストラン(夜はディスコ?いまどきディスコって言わん?クラブ?)のCELAVIとなっています。
一番先端。タイタニックの有名なシーンのところね。
航空障害灯ガ見えます。
その2
・タワー3の57階にある、レストラン・バー CELAVI のドリンク券を購入する
その3
・タワー2の57階にあるレストランSpago(宿泊者は朝食会場のひとつ)に食事の予約をする
これらのどれかをすれば宿泊者以外でも57階には行けるようです。
(ただし、プールのあるゲート内へは行けません)
④部屋
なかなかいいですよ。
機能的で使いやすいですし広いです。
(今回はバスタブなしを選択、シャワーはハンド式の方が好き)
⑤サービス
ホテルスタッフは、宿泊料金からすると、う~んですかね。
仕事の処理能力は高いように感じました。
でも、ホスピタリティーという意味では・・・ですね。
まあこんなもんと思えば、なんら問題ありません。
⑥ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
道を挟んですぐなので、ホテルの庭園みたいな感じです。
お散歩は無料です。
南の島に来ているんだと分からせてくれる、素敵なところです。
写真左にある温室みたいなところに入るとお金がかかります。
フラワーパークとフォレストパークの2カ所セットで、
28シンガポールドルでした。
(1シンガポールドル ≒ 80円)
フラワーパークは、まあこんなもんか でしたが、
フォレストパークの方は、圧巻で素晴らしいです。
こちらは行く価値ありです。
ひとつ注意点ですが、
両施設とも、館内はとても寒いです。
上着があった方がいいと思います。
ホテル内をぶち抜いて橋が架かっています。
この橋を通って、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイへ行きたいところですが、ホテルからは直接は橋にアクセスできません。
(ホテル内をぶち抜く橋)
タワー1またはタワー3からいったん、ショッピングモール側に出て、ホテル建屋に沿って歩いていくと、エレベータと階段がありますので、それを利用することになりますので、ちょっぴり不便です。
この細い道を通って進んでいくと
ホテルをぶち抜く橋に繋がるエレベーターがあります。
俺は橋なんか利用せん!
なんて方は、タワー1のロビーから出て、信号を渡っていけば行けます。
タワー3からは、タクシー乗り場の裏手に回れば、川沿いに行けます。
⑦ショッピング(ザ ショップス アット マリーナベイサンズ)
ホテルからお隣のショッピングモールへは、大通りを潜る地下道を通って各タワーから安全に行けます。
ともかく世界の有名ブランドが、これでもかというくらい揃っています。
(以前訪れた時には、ベネチアみたいな船が運航していましたが、いまは欠航中)
嫁さんに、エルメスのカバンが買いたい!
とせがまれて、エルメスに行きましたが、幸いにもお目当てのものはなく、命拾いしました。
ただ、チャンギ空港で見つかってしまい、買わされる羽目になりましたが(汗)
機能的には、1、000円のトートバックと変わらないのに、なんであんな高いのかいまだに理解できません。
まあ、エルメスは価格の低下はなく、むしろ売却益が出ますので良しとします。ただ、もしもの時は売るなんて言うと、それはそれで問題があるので口には出しませんが・・・。
⑧グルメ
シンガポールといえば、チリクラブ。
East Coast Sea Food Centre にある、
珍宝海鮮 JUMBO Seafoodへ。
地元のお友達といっしょに、カニを食べてきました。
抜群にうまいですよ。
3人で、たらふくカニを食べて飲んで、25,000円くらい。
おすすめです。ぜひ、行かれてくださいね。
マリーナベイサンズからタクシーで10分くらい。
10シンガポールドルくらいです。
(チャンギ空港にある新施設、JEWEL内にも姉妹店がありました)
CELAVI
マリーナベイサンズの57階にある、レストラン・バーのCELAVI。
景色、雰囲気は抜群です。
ミーハーな私は、シンガポールスリングを発注です。
カクテルは一律23シンガポールドル。
⑨マーライオン
シンガポールと言えば、これでしょ。
マリーナベイサンズから、ふらふら歩いて15分くらいでしょうか。
お散歩にはとてもいいコースですよ。
(こんな景色を観ながらの素敵なお散歩コースです)
世界三大ガッカリとか言われますが、なかなかいいですよ。
マーライオン!
思ったよりデカいし、風が吹くとマー汁あびるし、なんといっても高層ビル群と溶け込んで、異国情緒満載ですからね。
ぜひお散歩してみてください。
2020年2月のシンガポールは、新型コロナウイルスの件で、中国からの人の往来は全面禁止。
ホテルやショッピングモールの入口には、必ず温度計とスタッフが配置されて、物々しく検温が行われていました。
空港では、いつもはスルリと通過できるイミグレがなぜか混雑しており、
よく見ると、入国審査官がパスポートを全ページめくって、最近中国へ渡航していないかをチェックしているようでした。
シンガポールでも感染者が出ていますが、なんとか水際で食い止めようと必死さが伝わりました。
ただ、今回はこれがラッキーで、いつもは中国人でごった返しているらしい、ホテル内の各施設も、ほぼ待ち時間なしで利用できましたので、不幸中の幸いとなった今回のシンガポールでした。
これからのこのコロナウイルスはどうなるかわかりませんが、早期の終息を願うばかりです。
いろいろ書きましたが、マリーナ・ベイ・サンズホテル 非日常を味わうには、とてもいいホテルだと思います。 シンガポール滞在で利用するには、お勧めのホテルですよ。 まだまだ倒壊はしませんので安心してくださいね。 たぶん(笑)
今回はこちらから予約しました。 3泊4日、2名・朝食付きで20万円くらいでしたよ。
シンガポール・チャンギ国際空港の新施設JEWELのお話はこちらから
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