素朴な疑問として
ダウ平均ってなに?
S&P500ってなんなん?
という方もお見えだと思いますので、今日はちょっとだけそこのお話です。
ニューヨーク証券取引所、ナスダック市場などに上場している銘柄は6,000社を超えているのですが、その中から厳選された優良な500銘柄の株価(時価総額)から算出される指数のことです。
(時価総額加重平均型株価指数ってやつですね)
この500社はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社により定期的に見直され、時価総額の大きい銘柄500社が選出されますので(その他判定項目もあり)、アメリカ合衆国にある上場会社なかでも特に選りすぐりの銘柄で常時構成されており、アメリカのデカくて強い銘柄だけの選抜500社と言うことです。
有名な話で、ウォーレン・バフェット氏が奥さんに、
自分の亡き後は「資金の90%をS&P500のインデックスファンドに投資しなさい」という名言があります。
我々がこれを実行しようとするなら、S&P500に連動を目指すETFの【IVV】や【VOO】を購入すれば同等の投資行動ができたということになる訳ですね。
(バフェット氏はVOO推奨だったような)
一方、ニュースでよく耳にするNYダウ30種平均ですが、こちらはニューヨーク証券取引所、ナスダック市場などに上場している銘柄6,000社の中から特に厳選された30銘柄です。
日本では「ダウ工業株30種平均」、「ニューヨーク・ダウ」、「ニューヨーク平均株価」などと呼ばれてますよね。
アメリカ企業のTOP30と考えても過言ではありません。
ただ、傾向としてですが、いくら超優良企業で構成されていると言っても30社と少なく、かつ、株価平均(株価平均型株価指数)なので、株価の高い1社の価格変動が大きいと、共連れで平均値も大きく振れることになり、個別銘柄の影響を受けやすい傾向にあります。
例えばアップルショックの時とかは、大きく振れましたよね。
こちらもS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社により定期的に見直され、常に競争力のある30社が選出されます。
まとめると、アメリカ合衆国にある上場企業のなかで
・S&P500は大型株500社の時価総額を指数化したもの
・NYダウは代表する30社の平均株価を指数化したもの
といえます。
ここで投資の話をするなら
全社確認はしていませんが、たぶんNYダウ30社は、S&P500社にも全社含まれていますので、S&P500に連動するETF【IVV】や【VOO】を購入すれば、ダウ平均構成銘柄30社も購入したことになります。
私は分散している方が好きなので、NYダウより分散効果のある
S&P500に連動を目指して運用されるETFである【IVV】や【VOO】を好んで投資をしています。