セゾン投信 第12回運用報告会に行ってきました。
日時 2019年2月17日(日) 14時~16時30分
場所 名古屋 栄ガスビル
13:30分開場だったのですが、10分前には早くも30人くらいの列が。
会場時間には、列の最後尾は見えないくらい長くなっており、ざっと60人以上はいたと思います。
凄い熱気です。
参加者は7:3から8:2で男性が多く、40代以上の方が多いように感じました。
30分以上前に到着していたのですが、同様の方が10人以上はお見えでしたね。
もちろん会場は満席でした。
①第12回運用報告 瀬下部長
②投資家から見たセゾンファンド 房前エグゼクティブアドバイザー
③「つみたてNISA」による社会インパクトとセゾン投信の役割
④質疑応答
途中10分の休憩をはさんで、全体で150分の構成でした。
特に、房前氏の漫談、失礼。
お話をお聞きしたかったので、房前氏登壇はうれしいですね。
①第12回運用報告
こちらは昨年の運用報告ですので、去年1年の歴史をなぞる感じで話が進められました。
「去年年末の激変はあったけど、愚直にまじめに運用して問題ありません」
といったところでしょうか。
セゾン投信が運用する2つのファンドそれぞれの運用方針通りに真面目になされているところが、セゾン投信さんの信用できるところですね。
②投資家から見たセゾンファンド
さて、真打登場です。
房前氏のお話はほんとうにおもしろくてわかりやすい。
一度いっしょに呑んでみたい。
それはいいとして、セゾン投信が運用する2つのファンドがあり
それぞれについてお話がありました。
・セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
運用目的である
「株式と債券のバランスが 1:1 になるように
日々、投資とリバランスをしており、
かつ為替ヘッジは行わない」
を実践しているとのお話でした。
これにより、
市場が下落しても、ファンドは下落しにくい
安全性が証明されていました。
ただ、これは諸刃の剣で
市場が上昇しても、上昇しにくい
ということでもあります。
ファンドがスタートして12年の間に、このことが証明される値動きになっています。
まとめると
変動率が小さく、大儲けはできないけど、大損することもなく、地道に続けることで資産形成が可能
そんなイメージのファンドということでしょうか。
また、もうひとつ面白いと思うのは
為替ヘッジはしない
というところです。
理由は簡単で、12年も運用してると、為替影響はほぼゼロに収斂するということ。
もちろんこのファンドはこれからもずっと続くので、為替ヘッジ不要ということです。
為替ヘッジという作業をすれば、もちろんコストが発生します。
「ゼロに収斂するのなら、為替ヘッジをせずに、そのコストを運用益に回した方がよい」
という合理的な判断から為替ヘッジを無くしているとのこと。
流石ですね。
・セゾン投資の達人ファンド
運用目的は
「良い会社に割安に投資をし、市場平均を上回るリターンの獲得を目指すファンドに投資をし、為替ヘッジはしない」
こちらは、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと違い、
少しアクティブに、市場平均を上回るリターンを取りに行くことを目的にしたファンドです。
こちらも先ほどと同じ理由で、為替ヘッジを行いません。
12年間の運用結果の説明でしたが、
市場平均を収益は上回り、変動率は小さい
理想的な運用ができているという説明でしたが、データからみても明らかで
これを、つみたてNISAに絡めて運用すれば、20年(残り19年)後には、確かに「ひと財産築けている」かもな、と安心させてもらえる運用結果であり、これからも期待がもてる信用できるな、というものでした。
③投資家から見たセゾンファンド
中野社長、直々のお話です。
お話をお聞きするのは2回目ですが、いつもの様に、柔らかく分かりやすいお話でした。
・セゾン投信、設立後すぐにリーマンショックで大変な苦労があったけど、いまは軌道に乗り順調
・セゾン投信の経営理念、運用方針が、最初は理解されなかったが、やっと理解されてきた
・つみたてNISA設立には強い思いと大変な努力があった。
その思いの中出来上がった、つみたてNISAはとてもいい制度。
・つみたてNISAとセゾン投信のファンドを組合わせて、アメリカ人が401Kでゆたかになったように、日本人もゆたかになって幸せになってほしい。
崇高な理念を貫いてお見えになる、中野社長のお言葉、心に沁みました。
総括すると
長期・積立・国際分散 やはり資産形成の王道ですね。
今回も有意義な報告会でした。
ありがとうございました。
名古屋と大阪は終わりましたが、まだまだ全国で開催されます。
とても分かりやすく面白い報告会ですので、セゾン投信に加入されている方も、まだされていない方も、ご参加をお勧めします。
運用説明会の詳細はこちらから