サラリーマンの味方 資産形成研究所

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定年までにいくら貯めようかお悩みの方へ!安心してリタイヤしたい方へ!

投稿日:2019年3月20日 更新日:

1.まずいくら必要か?

いろいろ本やネットにはありますよね。
月30万円あれば大丈夫とか、いや、年取ったらそんなにいらないから月20万円でいいとか、俺はもっと贅沢したいから50万円は必要だ!
とかね。

いまの時代で言えば、豊かな老後生活は月35万円だそうです。

年間420万円ですね。

夫婦2人で月に35万円あれば、住宅ローンとか借金の返済が無くて、子供の教育費も完了していれば、ちょっと贅沢したり、月に余ったお金をためて旅行したりと、妥当な感じですね。

ここでは420万円に設定してみましょう。

 

2.年金はいくらある?

これも人によって違いますよね。
サラリーマン なら厚生年金だし、個人事業主なら国民年金のみ。
このサイトはサラリーマンの味方としているので、サラリーマンをベースに考えると、平均的な厚生年金の受給の額は

年間で264万円だそう。

 

という事で、先程の必要額から厚生年金を引くと

420万円 - 264万円 = 156万円

年間156万円捻出すればいいんですよね。

 

3.何年生きるか?

そんなん誰もわかりませんよね。
でも、最近は100歳を視野に!
なんて話が多いですが、周りを見ても100歳はまだまだ少ないということで、少し割り引いて95歳としてみましょう。

65歳まで働いて、年金をもらうとすると、

95歳 ー 65歳 = 30年

30年間、156万円が安定供給されればい訳です。

 

156万円×30年=4,680万円

 

これだけあれば、優雅な老後が保障される(らしい)ということ。

ただし、インフレや、国からの年金額の削減、夫婦のどちらかがなくなった後の年金額の減少などは考慮してません。

そして、首尾よく95歳でこの世におさらばできればいいのですが、幸か不幸か更に長生きしてしまうと、お金がショートすることになります。

そう、長生きのリスクというやつですね。

 

いずれにしても、頑張って4,680万円を貯めましょう!

と言うことですが、ここでは少し違った見方をしてみましょう。

 

4.安心できる金額はいくら?

少し見方を変えて、
自分で安定的に運用できる利回りで、必要なお金の額を割り算して算出してみて下さい。

156万円÷2.5%=6,250万円
(この計算式重要ですよ)

掛け算から導き出した、4,680万円よりは1,600万円程多いですが、
6,250万円を2.5%で運用できれば、6,250万円を残したまま、156万円を得られるということです。

2.5%で運用なんて、
銀行の普通預金で0.002%程度
定期預金だって0.25%程度
だから無理!

ましてや株とか投資信託とか、リスクがあるから無理!

 

と思われるかも知れませんが、以前も記事にしましたが、
アメリカ国債、アメリカ国債のゼロクーポン債、がここで生きてくるわけです。

これらは、税引後でも2.5%くらいで、ほぼリスクフリーで運用可能ですからね。

例えばアメリカ国債の30年物とかは今現在で3.0%くらいの利回りですので、6,250万円分購入すれば、30年間、毎年税引後で156万円くらい配当金を受け取れるわけです。

6,250万円 × 3% × (1-20.315%)
= 約150万円
(数万円は誤差として下さい)

 

急にお金が必要な時は一部を売却しても良いですしね。
為替リスクは当然ありますが、30年平均すればあまり変動はないのではと思います。

そして30年後、そっくりそのまま、

6,250万円は帰ってきます。

 

ご子孫に相続しても良し、喧嘩になるなら寄付しても良しです。

もちろん、運用途中で少しづつ売却してもいいです。

(ただしこの場合、売却分のみは元本割れのリスクありです)

 

また、
アメリカ市場のETFであるHDVVYMなら、配当利回りで税引後2.5%くらい期待できます。

さらにこちらは値上がり益も期待できます。
株なので、値下がりの可能性もありますが・・・。

 

例えばVYMなら(HDVでも同じようなもの)

設定来でみて年7%以上で運用されています。

こちらは、配当金を再投資した時の運用利回りです。
2006年に運用が開始されて、値上がりや、リーマンショックと言った値下がりを繰り返しても、平均すると年7%くらいで運用されてきたということです。

まあ、配当金の2.5%があれば問題ないのですが、積極的に運用したいのならこれもありですよね。

値上がり分を売却して、元本そのまま、配当金は156万円を維持となれば最高ですよね。

 

もうそろそろ定年で、すでに金融資産が6,000万円程度あるという方は、この6,000万円を徐々に消費して老後を過ごすのもありですが、上記のような戦略もありだと思いませんか。

たとえば

アメリカ国債に3,000万円
VYMに3,000万円と

リスク分散しながら、元本を極力確保したまま、老後を楽しむのも面白いと思います。

 

5.そうは言っても6,250万円はどうやって得るか

あくまでもシミュレーションですが、
例えば35歳のサラリーマンが、
VYMを300万円購入し、
毎月5万円を買い足して、
配当金を再投資にまわし
VYMがいまと同等の運用成績7%で
運用されれば、

30年後、65歳になった時、
税引前 8,168万円
税引後 6,068万円

くらいになります。
(毎年の運用益に20.315%課税)

35歳なら、300万円くらいの貯金はありそうだし、月5万円の捻出は工夫次第だと思います。

 

35歳を例に取りましたが、20代の方なら時間を味方につけ、更に有利な展開となります。

例えば25歳のサラリーマンが同条件の
頭金300万円、月5万円購入で配当金再投資をしたなら、
40年間、VYMでの運用ができて
税引前 16,900万円
税引後 11,240万円
(毎年の運用益に20.315%課税)

40年後には税引後でも億越えです。

 

25歳の方が6,250万円を目指すなら、
頭金なしで、40年間、毎月4万円、VYMを購入して、配当金を再投資。
VYMが7%程度で運用されれば
税引前 9,940万円
税引後 6,680万円
(毎年の運用益に20.315%課税)

となります。
頭金なしの月4万円でいいんです。

 

頭金なし月4万円なら、車を買うために、ちょっとしたローンを組むよりお気軽なお金の工面です。

30代くらいの方なら、有効射程距離内だと思いませんか?

20代の方なら、時間というロングレンジ砲を装備している事となり楽勝ですよね。

40代以上の方は、6,250万円をめざして、
・いまある金融資産
・残された時間である運用期間
・いくら毎月積み立てられるか

などのファクターからシミュレーションされることをお勧めします。

ゼロクーポン債 お堅い投資には最適です。

ゆとりある老後の生活 月35万円を得るための投資戦略

定年後の資産運用は、お堅い投資で少しでも豊かな物にできるかも。

将来ドルで資産を持ちたいならドル定期預金もあり

将来ドルで資産を持ちたいならドル建て社債もあり

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サラリーマンの国民年金と厚生年金

65歳以降って、いくら必要なの?

 


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