いろんな会社から、優待も頂くのですが、
浜松フォトニクスさんは、ちょっと変わった優待もあるので、それもご紹介したくて
今日はそのお話です。
光技術では世界一といっても過言ではない技術を持った会社です。
・あの「はやぶさ」の眼
2010年、日本中が感動の渦に沸いた小惑星「イトカワ」の観測から帰還した「はやぶさ」
現在では、小惑星「リュウグウ」を観測中の「はやぶさ2」
これらの小惑星探査機に搭載され観測をしたセンサーこそ浜松ホトトニクス社製です。
・カミオカンデ
あのスパーカミオカンデの眼となる、光電子倍増管という光センサーも
浜松ホトニクス社製です。
(Kamioka Observatory, ICRR(Institute for Cosmic Ray Research), The University of Tokyoより引用)
このひとつひとつが光電子倍増管
カミオカンデ → スパーカミオカンデ と進化し
ダントツで世界一の能力を誇るハイパーカミオカンデも計画されています。
(2位じゃダメなんです。)
カミオカンデとは、ニュートリノを検出するための、岐阜県高山市の神岡鉱山を利用した地下にある巨大な観測所です。
この施設を利用し、ニュートリノ研究でノーベル賞を受賞されたのがあの小柴博士。
さらに「神の粒子」といわれるヒッグス粒子発見でノーベル賞を受賞されたのがヒッグス博士。博士が研究された欧州原子核研究機構の大型ハドロン衝突型加速器でも、
その光センサーとして使われているのが、浜松ホトニクスのセンサーです。
理論上ではなりたっても、実際はわからない という世界から
理論道理存在が確認された という世界に代わり
ノーベル賞の受賞に繋がったわけで、すなわち、浜松ホトニクスのセンサー技術がなければ、これらのノーベル賞はあり得なかった。
というくらいの世界の宇宙開発技術の最先端の光技術を持った会社が
この、浜松ホトニクスなんです。
・LiDER
LiDERとは、自動運転に必要な装置で、
世界の自動車メーカーやITメーカーが凌ぎを削って開発している、人間の目の役割をする装置です。
このセンシング技術にも浜松ホトニクスの技術が活用されます。
数年前までは、このLiDERは、1台1千万円近くしていましたが、いまでは数十万円くらいまで製造コストが下がってきています。
数万円になれば、どんどん実用化されていくでしょう。
私は、日本の技術がLiDERの標準になればと思っています。
そして、浜松ホトニクスの2位の株主は、トヨタ自動車です。
期待が広がりますよね。
なぜトヨタ自動車が大株主なのか詳細は知りませんが、
豊田氏も浜松近郊の出なのでその縁なのか、
浜松ホトニクスの創業者?が豊田会長に売り込みに行ったと、
昔サラリーマン時代に聞いたことがあるようなないような・・・。
いずれにしても技術が買われてのことは、間違いありません。
将来は、LiDERが採用されたり、トヨタとは核融合燃料開発とかもしているので、
うまく行くといいなと思っています。
時価総額 570.115百万円
単元株数 100
配当利回り 1.16%
一株配当 40円
株価 3,435円
(2018年12月25日現在)
配当は1.16%といまいちです。
増配にも期待しますが、そのお金で技術開発をしてほしいと思う会社です。
業績は順調に売り上げも、収益も伸びています。
前年同期比(平成30年9月)で
今期は 144,338百万円 と前期より 13,843百万円の増収です。
これにともない本業の儲けである
営業利益も 27,263百万円 と 44,14百万円の増益となっています。
営業利益率18.9%は立派の一言です。
ここの優待は少し変わっています。
変わっているといっても、他社に比べるとということで、
浜松ホトニクスのカラーがよく出ています。
写真のように、浜松PET検診センターでのPET検診が割引で受診できます。
このPET装置にも、浜松ホトニクスの技術が使われているのですね。
何にも代えられないのが健康です。
資産形成をしても、健康でないと楽しく消費できないですからね。
今年は受診してみようかと思っています。
浜松なので遠方の方は辛いかもしれませんが、
浜名湖や舘山寺温泉など名所もたくさんあり、富士山も割と(あくまで割とですが)近いです。
名物のうなぎでも食べて、温泉入って、健康チェックというのはいかがでしょうか?
あと、ホテルの入浴割引券もありますが、こちらは、う~ん・・・。
地元の方はどうぞ。
かな。
すぐに株価が大幅に上昇するような会社ではないですが、
資産として持ち続けるにはいい会社ではないでしょうか。
わたしは、確実な配当と、堅実で着実な技術力を評価して、
これからも持ち続けるつもりの会社です。
[…] 光技術世界一の浜松フォトニクスさんから、配当と優待を頂きました。 […]